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オープンセミナー実績 - WebApiとマッシュアップ

WebApiとマッシュアップ

カテゴリ : 
一般
執筆 : 
fujieda 2009-1-5 17:15
従来のホームページはそれぞれで独立し「閉じた」状態でした。せいぜいユーザー
からのメールを受け付けるか、掲示板によるコメントをいただく程度でした。
「アフェリエイト」の登場により、例えばアマゾンの書籍の情報をアマゾンとは関係
ないホームページやブログに掲載し、販売することができるようになりました。
、、、おかしくはないですか?アマゾンにとって書籍の画像や価格などの情報は自社
にとってとてもとても大切なデータのはずです。それが他人のホームページで堂々と
掲載されるなんて!
もちろん「アフェリエイト」の場合は、自社にも掲載先にも「お得」があるから実現
しているのですが、注目すべきは自社と他者が「つながる」仕組みを提供したこと
です。
本文ではこの仕組みが起こした衝撃と、その応用による次世代のITの変革をレポート
します。
1.Webサービス
みなさんは取引先にお伺いする際に、取引先の場所をYahoo!地図サービスで印刷され
て出かけたことなどはおありでしょうか。もしくはそうして印刷されたものを手渡さ
れたことなどがあるかもしれませんね。
Yahoo!地図サービスがなかった時代は、知ってる人が手書きで地図を描くか、ゼンリ
ンの地図ソフトなどを買ってきてパソコンにインストールして利用していました。
今では地図サービスを提供するホームページにアクセスし、住所を入力して検索し、
画面を印刷するだけです。料金は無料です。

フローにすると、前者は
「ソフトウェア(データ)」<―「ユーザ」
後者は
「データ」―「Webサービス」<―「ユーザ」
となります。
この意味でいうと、「Webサービス」とはソフトウェアの置き換えとなります。
Webサービスは、ネット経由でアクセスし、端末はパソコン、携帯端末を問いません。

2.WebApi
「Api(エーピーアイ)」とはデータや機能にアクセスするための命令群です。
「閉じた」システムでは主に言語やライブラリにApi仕様が用意されていて、開発に
用いられます。「WebApi」はアクセスされる先が他のシステムやホームページとなり
ます。
「A:データ」―「A:WebApi」―「B:Webサービス」<―「ユーザ」
A:とB:は別のホームページです。
Yahoo!地図サービスもWebApiを提供していますので、他のホームページ(御社の
ホームページでも)Yahoo!の地図情報を使ったサービスを提供できることになり
ます。

Yahoo!地図サービスの仕様書は以下で公開されています。
http://developer.yahoo.co.jp/map/

3.いっぱいあるWebApi
WebApiの種類を分けると、
・検索系
 キーワードを指定して検索結果を得る、飲食店や宿の情報を得る。天気情報を
 得る
・変換系
 漢字変換をする。郵便番号から住所を得る。住所から緯度経度を得る。
・表現系
 Googleの検索窓を表示する。地図を表示しポインターを置く、線を引く。
・認証系
 ユーザーが他サービスのアカウントを持っているか確認する。
・決済系
 取引idと決済金額だけ渡し、ユーザ情報を得ることなく決済可否の結果を得る。

参考url
http://www.mashupedia.jp/webapis/index

WebApiの使用には制限がつく場合があります。
・アカウントを習得する必要がある
・利用回数制限がある
・商用利用の可否
など。

4.マッシュアップ
Yahoo!の検索apiを使用したからといって、Yahoo!とまったく同じサービスを作る必要
はありません。都道府県で絞り込んだり、衣料のみが検索できたりそれは開発者の
ユニークなアイデアにゆだねられます。WebApi提供者もそれを期待しています。

複数のWebApiを組み合わせることを「マッシュアップ」といいます。代表的な事例
として「出張JAWS」を挙げます。
http://fairyware.jp/jaws/
出発地と目的地を指定すると、地図上にルートが表示されます。目的地のホテルや
最寄りのレストランも同一画面で調べることができます。
地図サービス、経路探索、ホテル検索、レストラン検索などが組み合わさったマッ
シュアップです。
出張JAWSが衝撃的だったのは、開発者が専門の開発者ではない(北海道庁職員)こと
と、土日の休みを延べ10日ほど使ったこと、人件費換算費用以外はゼロ円だったこと
です。

5.課題
・提供されているWebApiの機能しか提供できない
・利用制限、サービス停止時の対応
・著作権、データの二次使用にすぎない
などの課題が考えられます。

6.WebApi提供者の収益モデル
・WebApiとして提供したデータから自社ホームページや商品の購入につなげ、収益を
得る。アフェリエイトなど。
・WebApiとして提供したデータから自社サービスに掲載されたクライアントへアク
セスをつなげる。収益はクライアントの掲載料金。ぐるなびやYahoo!オークション
など。
・WebApiとして提供したデータに広告を埋め込む。GoogleMap地図データには将来
広告が掲載される可能性がある。
・便利な機能を提供し、自社と他社とユーザの関係性を密にする。認証、決済機能の
提供など。

7.WebApiのこれから
従来、例えば表計算ソフトがあったとして、その機能に足りないものがあったとし
たら、ソフトのバージョンアップを待つか、他のソフトを探すか、マクロで機能を
拡大するかしかありませんでした。
これがWebサービス版表計算ソフトがあって、機能をWebApiとして公開されていたら
どうでしょう。どこかのユーザがアイデアに優れた拡大機能を提供してくれるかも
しれませんし、検索機能や地図サービス、決済機能とマッシュアップしておどろく
ようなサービスが生まれるかもしれません。

この点に今注目が集まっているのが「SaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)」
です。
例えばセールスフォースは自社の有料のCRMサービス「Salesforce.com」でWebApiを
提供しています。ユーザ企業は独自に保有するデータと連携させたりして、クライ
アントに対しその業務に最適化したサービスに構築しなおしてSalesforce.comを
さらに便利に利用させたりすることができます。


特定非営利活動法人ITC群馬 正会員 藤枝哲哉

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