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パッケージソフトの利用について

カテゴリ : 
ITシステム
執筆 : 
fujieda 2006-11-26 16:46
新システムの導入を検討する際、パッケージソフトを利用するのがよいのか
自社独自のオリジナルソフトを開発するのがよいのか、
どちらがよいのでしょうか?
パッケージソフトは短期間に低コストでシステムを導入するために効果的な
手段ですが、パッケージソフトを利用することがすべて良いということでは
ありません。
パッケージソフトに膨大なカスタマイズをしているケースを多くみますが
本当にパッケージソフトを利用することがよかったのでしょうか?


パッケージソフトのベンダーは、「業界標準」や「ベストプラクティス」
といったセールストークで売り込みにきます。
実際、パッケージソフトは、多くの実績やノウハウの集大成となっている
場合が多いですから、この言葉は間違ってはいません。

しかし、自社に導入する場合、本当にパッケージソフトでよいのかどうかを
判断するためには、パッケージソフトの良いところと悪いところを理解して
いないといけません。

■パッケージソフトの良いところ

・(業態がマッチしていれば)最適化された業務プロセスになっている
・(カスタマイズが少なければ)構築に関わる費用、期間を短縮できる
・(一般的に)保守契約をしていれば、バージョンアップが可能

■パッケージソフトの悪いところ

・自社の強みまで標準化されてしまうことがある
・現状プロセスとギャップがある場合、現場に混乱をきたす
・パッケージソフトで実現できない部分でシステム外の運用が発生し、
 情報伝達やプロセスの分断が起こる場合がある
・カスタマイズが多いと費用及び期間が膨らみ、メンテナンスも難しくなる

私が関わったケースで、パッケージソフトを利用していたが、新システムと
してオリジナルソフトを開発した、というものがあります。
パッケージソフトを利用していたときには、次のような問題点を抱えて
いました。

・パッケージの業務プロセスと実際の業務プロセスが合っていない
→不足する情報の伝達が紙やExcelで補われ、システム上業務が分断されて
いる
 →情報伝達が非効率となり、手入力による手間とミスが発生

・パッケージの標準機能で対応できない機能が多く、膨大なカスタマイズを
した
 →本来のパッケージのメリットであるバージョンアップができなくなり
  新しいハードウエアを利用できない(古いOSでしか動作しない)

自社の業務プロセスとパッケージの業務プロセスにギャップが多いと
このようなケースになる恐れがあります。

現場を中心とした改善活動を続けてきた成果である、自社の強みとなる
業務プロセスが、パッケージソフトで実現できるかどうか、
ギャップを事前に分析することが肝要になります。

オリジナルソフトで開発すれば、自社にフィットしたシステムを導入
できます。
しかし、一から設計や開発を行っていくことになるため、期間やコストも
相応にかかります。

パッケージソフトで実現できない業務プロセスに開発費用に見合う価値が
あるのかどうか、投資対効果の観点も必要です。
パッケージソフトをカスタマイズする場合でも重要なこととなりますが、
現場の方が、「ああしてほしい、こうしてほしい」という声をすべて聞いて
しまうと大変な規模(金額)になってしまいます。
(少々余談になりますが)
プロジェクトリーダーになられる方は、全体最適と投資のバランスで、
現場との調整が重要な役割になります。
自社全体を見渡して、時には部門や現場の方を説得していかなければ
なりませんので、相応のポジションと強い意思が求められます。

本題に戻りますが、
下記のような場合は、パッケージソフトが向いていると考えられます。

・BPR(ビジネスプロセスリエンジニアリング)を狙う場合
  自社の業務プロセスを捨て、パッケージの業務プロセスに合わせる
ことにより、最適化、標準化を図ることができる

・システムの仕様を考える体制(人員)と時間がない
パッケージソフトの標準機能をベースに検討ができる

・財務会計、人事給与
  法改正対応といったメンテナンスや機能追加をパッケージの保守契約
または、オプションの購入で対応できる


実際には、様々な要因が関連して、
パッケージソフトにするのがよいのかどうか、
また、どのパッケージソフトにすればよいのかどうかといった検証を自社で
行うことは難しい場合があります。
そのような際には、是非、私どもITコーディネータをアドバイザーとして
ご活用ください。

(レポート担当:特定非営利活動法人 ITC群馬 平田 啓介)

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