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オープンセミナー実績 - 中小企業におけるビジネスインテリジェンス活用

中小企業におけるビジネスインテリジェンス活用

カテゴリ : 
業務改善
執筆 : 
fujieda 2011-7-7 23:49
現在の社会ではビジネスを営んでいるかぎり、どのような企業でも多かれ少なかれ、ビジネスデータを電子データの形で社内に蓄積してきているものと思われます。 本稿では、それら蓄積済みのデータを、分析・活用する手法についてご紹介いたします。ビジネスデータ活用については、広くはビジネスインテリジェンス(BI)の分野が該当しますが、ここではBIの有用性に触れた後に、エクセルのピボット分析を実践していただくことを、ご提案いたします。 エクセルは多くの企業で日頃の業務の中で使われているIT道具の一つでしょう。BIに触れてみようと思われた方の第一歩として、ピボット分析機能は相応しい機能を有していますし、中小企業が取組む上でも敷居が低い道具だと思われます。
1.BIの対象データ BIが対象とするデータは大量のビジネスデータです。例えば数年間の販売データがあれば、過去の業績の分析を顧客別、製品別、販売経路別にそれぞれ掘り下げた分析が可能となります。経理伝票が電子化されていれば、過去からの資金繰りの傾向分析や月次損益のモニタリングが可能となります。このように日頃の業務で使用しているデータを、日付とともに1件1件のレコードとして蓄積してきていれば、それらのレコードを集めることで、貴重なデータソースができあがります。 2.BIの分析手法 大きく分けるとBIの分析では、マイニングとOLAPの手法があります。マイニングは相関関係などの統計処理を駆使し、多量なデータから意味のある知見を導き出す手法です。多量のデータという宝の山から、宝を採掘する行為をデータマイニングやテキストマイニングと呼びます。一方のOLAPという手法は、データをあらかじめ多次元の視点から観察できるように構築し、分析に際しては仮説・検証を繰り返しながら知見を導き出す手法です。鳥の目で全体を俯瞰し、蟻の目で詳細を確認し、さらにはデータを見る軸を変えながら、というように様々な視点から調べます。そしてデータが持っている核心へ迫っていきます。エクセルのピボット分析では、コツさえ掴めればOLAPを簡単に実現することができます。 3.BIと経営サイクル BIは経営のあらゆる場面で活用することができる道具です。エクセルを前提として考えれば、準備段階で煩雑になることもありませんし、専門知識も比較的少なくて済みます。経営のどのような場面であっても、まずエクセルを用いてBIの考え方に触れてみることをお勧めします。 今までビジネスデータを、分析してこなかった企業を想定してみましょう。企業における経営サイクルとBIの役割を考えてみます。 経営サイクルをPDCAサイクルで分け、Dから順にサイクルを追ってみます。 (D):日々の業務プロセスを実施しているのはDoです。ここでビジネスデータが蓄積されます。 (C):過去のビジネスデータが次のCheckでBIの分析対象となります。このとき是非ピボット分析をグラフ化して見てください。きっと今まで頭の中で理解されていた数値が、グラフの上で明らかとなって見えてきます。 (A):グラフから得られる情報は、納得できることもあれば、説明に窮することもあるでしょう。このようなときに理由を探索しながら改善策を立案することは、Actionの経営サイクルです。 (P):改善策を適用しながら次のPlanの経営サイクルで、計画を立案します。BIは計画立案時のシミュレーションも実施でき、有用です。 (D):ここまでBIを活用できるようになれば、日常的なDoで、自社にとって最適な経営レポートが見えてきます。経営指標をモニタリングし、効果的な経営管理が実現できます。 4.まとめ IT導入は企業にとって効率化を推進する道具です。ITを導入した多くの企業で、今まで以上の業務をこなしながら、正確で効率的な業務プロセスが実現できたことでしょう。しかし蓄積されたビジネスデータを上手に活用できている企業は、多くありません。特に中小企業において、一握りの現場(例えば品質管理を担当している現場など)ではデータ分析を業務で活用していることはあるものの、経営面で活かせているような企業は稀です。 しかし現実は、既に大量のビジネスデータが社内に蓄積されています。加えて、分析できる道具も手元にあります。あとは、ちょっとした工夫をしてみるだけです。そこから多くの気づきが得られることでしょう。 ITコーディネータは皆様のIT経営をサポートします。ここで触れた中小企業のBI活用についてご興味のある方は、メールでITC群馬までお問い合わせください。 特定非営利活動法人ITC群馬 会員 小林広之

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